Store Style 「テストも兼ねて、3年ぶりに大好きな山行ルートへ」
初めてのクッカーシステムやウェアの組み合わせ。
確認を重ねるたびに足りなく思えてしまう食料の山。
地図と写真を見ても実感の湧かない、どんな景色が待っているのかが楽しみで仕方ない。
登山口に行くために、夜一人で公共交通機関に乗り込む瞬間に胸の中に高揚が生まれる。
それは大きくなって身体の隅々まで満たしていく、高く大きな夏雲のように広がっていく。
ただ今回はそんな出発前、「ドキドキ」はいつもと違った。
去年の10月以降、長期のハイキングへ行く機会を見つけれず。
不安を抱えたままに、、いつの間にか入山を迎えていた。
京都から夜中に出発、バスを乗り継ぎ「折立登山口」に到着する。
これでもかっていうぐらいの空元気な状態で朝8時にハイキングスタートする。。(しっかりと寝不足)
折立の標高は1300mぐらい。(滋賀の武奈ヶ岳よりも高い〜)
8月の中頃といえど朝は少し肌寒い、確か20℃切ってたはず。
まずは折立→アラレちゃん→三角点ベンチを目指し樹林帯の1本道。
(気持ちの良い景色が待っていそうで、そんなことはない)
世の中には「日本アルプスの3大急登」というのありますが、折立からベンチまでの登りも地味〜にしんどいんです笑(体力がないだけかも)
景観は木々の間から楽しみつつも、合戦小屋(中房からの)のようなご褒美TIMEもない。
ひたすらに登り続けて、気づけば標高を500m上げている。(ほぼ大文字山と同じ)
こんなにしんどかったっけな。
全然山に登ってなかったから、体力も筋力も落ちてしまっている。(ショック!)
(hariyamaのアイテムは本当によく考えられています。
荷物を下ろし、ベンチに腰掛ける。
ちょうど良い高さにポーチの入り口があって、行動食を取り出して補給していくことができる。)
(まだ行程の3分の1なのに、着いたかのような満遍の笑み♡)
「やっと着いたあ〜。」
到着したら、他のハイカーたちもホッとした様子で「お疲れさま〜」って声を掛け合っている。
高さ関係なく、山に行くとシームレスな空気感に毎回と言っていいほど遭遇している。何度出会しても、つい笑顔になってしまう。
今回の折立→薬師沢→雲ノ平→三俣へは3年前にも通った道だ。
みんなの綻んだ笑顔を見ながら太郎平まではまだ長い登りが続くねんな〜と。
こういう時は「あとどれくらいですかね?」と聞かれることも多い。
その先を知っている時は、決まって少し大袈裟にして伝えるようにしている。
「太郎までですか!?あの山を超えてまだまだ、まだまだ登りますよ〜!」ってな具合で♡
ここまでで約2時間半の行動時間、結構な汗をかいてはいる。
ただ熱がこもる感じが全くなく、縁日のnanakoori shirtsの通気性と肌離れの良さが効いていて心地よく過ごすことができている。
もちろんインナーはメリノウール100%で◎
ここからは速乾性、風が吹いた時の汗冷えが気になってくる。
三角点ベンチを後にすると樹林帯は抜け始め、振り返れば大きなダム湖や折り重なる山々を見渡せる。
足元は石積みや木道、階段などに移り替わっていく。
遠い目線の先は歩くであろう道が見え、登り始めよりかは身体は目覚めているので思うままにぐんぐんと進んでいく。
道すがら、友人や先輩たちにお会いする。
広ーい山域の中で偶然の出来事は言葉では伝えきれない喜びがある。
太郎に到着して、早々に大盛りカレーを頬張る。
太郎平の標高は2300m。気温は上がっても25℃いかないぐらいで街中よりも涼しい。
曇りではあるが蒸すような空気ではなく、汗で濡れたシャツも昼食の間に乾いてしまう。(1時間いかないぐらい)
この時点で自然素材の組み合わせであっても、高山のハイキングに適応できることを再認識する。(もう少し暑かったらショーツにしている)
意外と起こる休憩時の汗冷えも気にならないぐらい。
お腹を満たせば、薬師沢小屋を目指す。1000m標高を上げて、400m降りて先に初日の目的地がある。せっかく上がったのに降りることになっても魅力的な場所が「薬師沢小屋」。
黒部川本流と薬師沢の出合、谷間の沢沿いに立地されている。
沢を挟まみ両サイドは木々に囲まれている。
3年前の夜、漆黒の暗闇の中で見上げれば満点の星空に感動したことを沢の音に癒されながら思い出す。今年は生憎の曇天空、明日朝は雨予報、今年は拝めそうにないことを悔やんだ。
エメラルド色の清流、ドボンして汗を流し、美味しい水で食事を作ることができる。
たくさんの魅力に溢れる「薬師沢小屋」は今後、何回でも訪れたい場所の一つである。
美味しい水を求めてやりたかったことが1つ。アルミのクッカーを用いた調理、久々の炊飯である。アルファ米もいいけど、やっぱり炊き立てのお米が一番♡
炊飯を覚えてからは、クッカーの容量は大きすぎず小さすぎない600mlがお気に入り。
水分を調整しつつ、具沢山のラーメンやおじやなど簡単な調理でしっかりお腹いっぱいになれるサイズだと思ってます。
お腹いっぱいになった後は星も見れないので、就寝へ。
一度も起きることなく、10時間の爆睡でした。
2日目の朝は苔岩×急登ゾーンを抜けて雲ノ平を目指す。
出発する頃には雨は上がるも、気温は10℃前後。肌寒いなかで着込まずに出発するのが常である。身軽な状態で動き体温を上げていくと身体の変化をダイレクトに感じ取れる。
加えてなんとなくな気温や肌感を覚えておくと山行においての環境変化と身体能力のマッチングがわかるようになってくる。持ち物にも個性が出てくるのと、道具を持っていきすぎないことにもつながってくる。
疲れるルートを1時間歩けば、全方位パノラマな景色と楽しい木道歩きが待っている。
黒部五郎、薬師岳、水晶岳などを見渡し、遠くに太郎平も確認できる。
(いい本がたくさんあるのがこの場所のおすすめポイントです。)
そして、そして大好きな人達がいる雲ノ平山荘が見えてくる。(いつかは長期間をテン泊で過ごしたいものです。)
そこから祖父岳を登り(この旅で初めてのピーク)、岩苔乗越から水晶小屋へ。
このルートも景観がいいのはもちろん、稜線を楽しみつつ、標高は上がっていく。それでいてより一層奥地に進んでいくワクワク感だってある。タイミングが良ければ雷鳥にも出会えるのもおすすめなポイントです。
稜線歩きも冷えやしてしまうポイントです(風が原因で)
昼は過ぎ、気温と風邪に対して運動量が勝っている状況。シャツは濡れていても気にならない状況。
小屋に到着して、少し干しておけば乾いていく。
薄手の綿素材。天気の加減で暑くなり過ぎない時期にも十分使えるなと感じました。
水晶小屋にも会いたい人がいて、去年の日々を懐かしむ。(前日に友人が通過したことを知らされる。)
(水晶岳かっこいい〜♡)
水晶小屋からは黒部源流を通り、三俣へ向かう。
ありがたいことに源流歩きの途中から雨に降られ始める。
綿50%、麻50%の生地を使用した縁日のSAPPAKAMA02を着用していました。生地は水分を含み硬くなる。しっかりと濡れている状況でも肌にひっつき纏わり付くことが一切なかった。
濡れた衣服はへしゃげることなく、空気は衣服の中でキープされ、軽く風は吹いていても影響少なく。パンツが纏わり付いて身体の熱を奪ってしまうことで起きる「冷え」も全くなかったのは発見の1つでした。
そして1時間弱の間、雨にしっかり打たれ干しておけば夜中には乾いている。
あえてレインパンツは履かなかったが、小雨であれば難なく対応できるレベルの利便性を実感できた。(ちなみに冷え対策もあるので、基本的には雨が降ったらレイン着用は必須です!)
再確認を含める、テストも兼ねた山行。
運がいいことに、短い期間に全天候に遭遇できたのが何よりよかった。
大好きな山域での日々に余韻を浸りながら、去年と比べても暑くなさそうな街の暮らし。
今年は少しでも秋の時間が長いと嬉しいな〜と思っています。
















