お肌とメリノウール





僕は乾燥肌+敏感肌兼アトピー肌を持っています。

体調の変化で肌が悲鳴をあげてしまい、ぽりぽりと痒くなる。(ほんと困る!) 



今までの接客の中でもお肌に悩む方々とお話しできるタイミングが何度もありました。

皆さんのお悩みもそれぞれ、見た目は綺麗な肌でも僕よりもメリノウールのチクチクに反応する人だっていました。


その人自身が持っている肌の性質と体調、加えて山行内容(気温や長期縦走など)によってチクチク具合も変わるように感じます。

どのブランドのメリノウールなら絶対にチクチクしないとは言えない。

そして繊維の細さや編み地の違いがあり、、。

チクチクの悩みって十人十色やなあと改めて思います。







そもそもウールって何がどういいのか?


メリノ種であるかは置いておいて、ウールそのもの特性で最も恩恵を感じるのは吸湿性です。

吸湿量もウールは綿の1.8 倍、ポリエステルの40倍と言われています。汗もしっかり吸ってくれて、生地も薄手であればすぐ乾くのでアクティブなシーンで活躍します。

過度な運動量による発汗にウール生地が追いつかないこともあります!乾ききらない場合は汗冷えの危険性もあるので注意!



他の繊維とは違いウール繊維は内側に吸い込むことができます。(綿は繊維の表面で吸い込み、化学繊維は吸い込みずらい) 


人間から出る汗を繊維の表面で吸い込んでしまう場合、肌の表面が濡れたままになっ てしまい不快感の原因になる。肌が湿潤した状態で摩擦が起こると余計に肌を傷つけることにもつながる。(僕の場合だと大問題!化繊が嫌いな大きな理由がこれです)

普段だけでなく、山行を振り返ると肌の適度な乾燥状態(さらりとした状態)って結構大事だと感じます。


吸湿時、内部に水分を含んだウールの表面はサラサラ状態、肌離れがよい着心地に感じやすくなります。

またウールの繊維の構造「クリンプ」と「コルテックス」により、調湿と調温に優れている。(暑いときには涼しく、寒いときには暖かくなる。)

※クリンプとは、繊維の縮れが生地内部に空気層をつくることで高い通気性と透湿性を保つこと。

※コルテックスとは、繊維の皮質部が取り込む吸湿量が外気の湿度に合わせて変化し、湿度が高くなればなるほど多量の湿気を吸湿すること。



ご存知の方も多いと思いますが、ウールには抗菌・免疫機能があります。

臭いの原因となる細菌の繁殖を抑えてくれ、お肌を清潔な状態に保つ事が出来ます。なので汗をかいてしまっても臭いづらいです。

乾燥肌は、外部からの刺激を受けやすい敏感な状態。その皮脂膜が傷付く事で肌荒れが起こるとされています。ウールの下着を身につける事で肌が再生される研究結果もあったりします(これはすごい!)




編み地も様々あります。一般的な平編み(シングルジャージー)。

生地の硬さに違いが出ているのは捻り加減の強さが関係しているのかなと。






メッシュと組み合わせたものもあります。編み地の違いは縮みかたにも差が出てきているような。(型崩れしている。)




ラッセル編み?(レースのような編み地)とゴム編みの組み合わせのようなモノも。肌の接地面が少なそうな。





同じ平編みでも肉厚になると当然耐久性が増します。最高級のハイゲージニット(メリノウール)で知られる240年以上の歴史を持ち、王国御用達の老舗ブランドもあったり。

メリノウール自体、だいたい1700年初頭から扱われ始めています。(間違いあればすみません。)

素材の気持ちよさも相まって、本当に昔から多くの方に愛されてきたことがわかります。











裏返してみると、各社のこだわりも見えてきます。