遊歩通信「敏感肌でよかったって思えた」

 


少し前から始まった「遊歩通信」

商品の紹介などでなはい、ながーい自己紹介でもあったりします。少しでも僕自身、お店のことなど知っていただければなと思い始めました。

前回の続き、「森の子クラブ」と「肌の悩み」のことです。

お付き合いいただければ、幸いです。



※注1


通い始めた頃の年間スケジュールに目を通してみると、様々なことに取り組んでいたことを思い出します。田植え体験、草木染め、葉っぱを拾って絵を描いてみたり。身体全体、手先を動かして触って、目を凝らして観察し、匂いを嗅いだりと五感使いを感じ取っていく。

暗闇の中でムササビを見つける回なんてのもあって、見つけたときの嬉しさや滑空するムササビの姿を今でも鮮明に覚えています。

時には座学もあったり(苦手でしたが)、ドキドキワクワクな時間をほぼ毎週経験していました。最後には感想を書き、発表し合うこともありました。思ったことを口にする、共感し合い、答えのないことを共有して共感し合う。競い合うことがない。評価や点数もなく学校にはない自由さがこの場所にはあって、子供より子供な大人たちに囲まれてました。そうは言っても子供の僕は当時から集中力に欠ける部分も多く、真面目に取り組めていなかったことも。ひとつ思うのは自然に触れて、年齢差はありつついろんな子供たちと過ごす中で、肌の弱い僕自身は息苦しくもなく自分らしく過ごせていたのだと思います。




汗をかき、蒸れて、身体は熱を持つ。

乾燥肌で肌の防御機能が低い僕にとってはちょっとしたことが引き金になり体が痒くなっていました。当時から自然素材を好んでおり、柔らかくて肌触りが良いもの。掻き傷により汚れが目立たない配色を好んでいました。化繊が苦手でその中でも体操服のジャージは大嫌い。高校生までは好んで着ることができませんでした。思春期の頃は肌が見えるのが嫌で仕方がなく。洋服選びにはかなり悩みましたが、小さな頃と比べ肌も落ち着いてきた頃になると洋服を着合わせる自己表現の楽しさに夢中になっていました。

如何に痒くならないかなど肌と向き合い続けた工夫と失敗の積み重ねは、生地や素材が身体に合う合わないなどを見極める指標となりました。お客さまとの接客の中で敏感肌で悩む方も多いことがわかり、自分の経験を活かせることに気づくことができました。改めて思うのは肌触りが良い、不快感が少ないことって本当に大事だと思います。様々な条件があるので絶対とは言えませんが比較的良いモノと出会えた時の喜びはひとしおです。紆余曲折ありましたが、人よりも肌が弱い部分があることで悩みに寄り添い、洋服をご紹介できる。大人になってやっとこんな肌でも悪くはないなと思うようになりましたが、それもこれも洋服や登山、自然の楽しさに出会えたおかげです。


[参考資料]

注1 フィールドソサイエティー 森の子クラブ 10周年記念誌