もう少し詳しく!Store style 「いつものままで、山に行こう!」
ちらほらと山荘の予約が始まってきました。夏山の準備、意識をし始めている方もいらっしゃるのではないかと思います。
今回のStore styleは洋服と山道具を混ぜたレイヤリング、マッチする山登りの時期をご提案してみました。
6月中頃〜7月上旬の中央アルプス(特に千畳敷カール・標高約2,600m)は、最高気温15~18℃、最低気温は0~5℃程度と寒暖差が激しくあります。加えて雨に打たれ消耗し、風で体感温度は更に下がる。厚手の防寒着やレインウェアが必須となりますが標高を上げるために運動量と活動時間が必要とされます。
9月中頃から末にかけての北アルプスは朝晩5℃前後、2,500m以上の稜線では氷点下にな木道が凍っている日もあります。日中は10~15℃程度です。今頃の1000m弱も同じように朝方は冷え、日中は15℃いかないぐらい。山頂で風に吹かれればかなり寒いです。
発汗量が多い人、熱が上がりにくい人など身体の特徴は人それぞれ。気持ちよく楽しむために自分自身の身体を知ることって、すごく大事なことだと思っています。
僕自身はあまり汗をかかない、熱は比較的上がりやすいが冷めやすい。蒸れてくると痒くなります。
インナーはしっかり吸水してくれて肌触りの柔らかさキープしてくれるメリノウール100%インナー。
化学繊維は濡れると硬くなり、肌当たりが悪いように感じます。速乾性は魅力的ではありますが重ね着をしているときに運動量によっては化繊も濡れたままだと痒くなったり摩擦で痛いなど肌に良くない。
なのでウールを選ぶようにしていますが耐久性を心配な方は化繊の芯にウール繊維を巻きつけるように紡績されたものを使うとその辺りも安心かと思います。
冷めやすい身体と群れも同時に防止するグリッド生地のフリース。アルファダイレクトよりも空気の通りが悪いので汗冷えがしやすいように感じています。気温が高すぎないちょうど良い気候など使うタイミングを選ぶ必要があるなとか、ウインドシェルや上着などでこまめに調整するイメージです。
軽く防風と保温力を上げるために綿のシャツを選んでいます。ウインドシェルよりも吸水性があり熱気は外に出して湿気を吸ってくれます。僕自身は夏は綿素材の薄いシャツやウールのフランネルシャツを使うようになってからはウインドシェルの利用がかなり減りました。
加えて防寒のために中綿のジャケット。レインウェアを適宜使用します。
この時点でレイヤーどの枚数が4・5枚になってきていますが、薄手の重ね着なのであまり負担にならないのかなと思います。保温、防風の役割をもつ両者。時期やタイミングによっては中綿ジャケットはシャツの下に着るなどしても良さそうです。
パンツは化繊のパンツよりしっかりしたきじの綿100%少し保温力のある生地をチョイスしています。
個人的に何度も破けてきたことや、耐久性があまりない。なので最近は自然素材や混紡の素材を使っています。当店でも薄手でしっかりした織地の生地を準備しており耐久力もあります。引っ掛けて破けることは少なく、軽い、薄いも良いですが、長い山行を安心して歩ききれる部分に魅力を感じています。もちろん降りてからの街馴染みの良さも◎。
ただ注意してもらいたいのは、渡渉など含む場合は化繊が良いことが多く、山行に合わせて必要なものを十分に揃えてください。
余談にはなりますが僕自身行動時にあまりタイツは履かないです。熱のコントロールがしにくいのと、着脱が簡単なロングソックス派です。パンツの生地感や薄さ、保温力など。気温や時期を見ながら組み合わせを思案してみてください。
この時期の1000m級なら雪が残っていることもあるので、しっかりした登山靴とアイゼンやチェーンスパイクを持っていってください。梅雨時期のアルプスも残雪期なので必要な道具は忘れずに。
身体ってたくさん山に行っていなくても、普段の生活の中でも気づけることがあります。
徒歩や自転車での移動、空調の加減、電車やバスの人混みなど。
自然溢れる、特殊な環境だけでは得られないことも多くあると思います。
むしろ普段の営みは街にあってその経験を外遊びに落とし込むイメージ。
お店に来られた際に、無理せず答えられる範囲で身体の特徴を教えていただければ嬉しいです。
(特に肌トラブルはしっかり答えられるかもしれないです!)
どんなレイヤリングがいいのかを一緒に考えさせてもらえたら、いいなって思っています。
「いつものままで、山へ行こう」。
お力添えできれば幸いです。



